出前講座を行いました。(静岡県立浜松湖北高等学校編)
今回は、静岡県立浜松湖北高校へお伺いし、普通科3年生の中で福祉の授業を選択されている17名の生徒さんが受講してくれました。
9月13日に「Let‘sコグニサイズ」、9月20日には「高齢者の食事をつくってみよう」という題目でお話しさせていただきました。
まずは「Let‘sコグニサイズ」です。
コグニサイズとは、認知症予防体操として国立長寿医療研究センターで開発された体操です。「考えること」と「からだを動かすこと」を同時に行うことで脳神経を活性化させる効果があります。
わかりやすい課題から行って、少しずつ難易度を上げていきます。はじめは硬い表情でしたが、誰かが間違えると自然と笑顔になってしまうんです。
これが、コグニサイズのもっともよい特徴ですね。
一緒に参加していただいた先生が間違えると、さらに大盛り上がりです!
次に管理栄養士による「高齢者の食事をつくってみよう」の講座の様子です。
「高齢者の食レク」では、高齢者施設で管理栄養士はどんな仕事をしているの?という話から、高齢者の嚥下や食事形態(食べるものの形状)、トロミの使用についてお話しました。
聞くだけではなく実食も。見て、食べて、感じる・・。学ぶことは大切なことですね。お茶のトロミや食事介助も体験。
普段食べ慣れているものが、味はそのままでも形状が変わると「味わい」も変わります。
人によって「食べやすい」と思ったり「おいしくないかも」と感じたり。
人によって「違う」を学んでいただけたことが、福祉、介護に携わる中では大事な感覚になると思います。いただいた感想からは、たくさんの学びをしてくれたことが伝わってきました。
2日間にわたり一生懸命受講してくださった生徒のみなさん。充実した時間をありがとうございました。
この出前授業にご尽力いただきました先生方にも深く感謝申し上げます。
※写真掲載は許可をいただいています。